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永年勤続10年表彰 小川 朋美

「職員として 今の思い」 小川 朋美

私は、平成20年2月社会福祉法人静和会に入職し、10年という月日が経ちました。
障害のある方と関わることが初めてだったので、最初は分からないことばかりでした。しかし、自分が関わった分だけ利用者の方が応えて下さり、笑顔が見られるようになったり、少し普段と違う様子が分かるようになったり、笑顔で「おはよう」と言ってもらえるだけで頑張る源になりました。
利用者の方の笑顔を見ることが何より嬉しいと感じていた入所施設での支援の経験が長かったので、いざ相談支援専門員として働くことになった時には、自分が相談を受けた事に対して答えることが出来るのか、不安でしかなかったのが正直な気持ちでした。主な相談内容としては、地域で暮らす中での困り事や福祉のサービスの利用についてなどです。知識や技術が求められる仕事に毎日勉強の日々を過ごしています。
解決が難しいケースに遭遇すると、上司や職員同士で相談することはもちろん、多くの関係者と繋がることで支援の糸口を見えることがあります。本人の本当の思いに行きついた時には、本人の人生に関わらせてもらう厳かさや、この人にはこんな力があったんだ!だったらもとこんなことが出来る!と気付かされ、その人の人生が動いた時には、心が揺さぶられる瞬間があります。また、相談された方が少しでも自分の力が取り戻せるよう、寄り添う姿勢を忘れないよう、心がけています。
大変なことも多いですが、出会いが多く、たくさんの方との関わりの中で、元気や笑顔をたくさん頂いています。『初めに出会う相談支援専門員によってその人の人生が変わる』と上司が言いますが、相談された方がこの人に相談して、自分のやりたいことが見つかった!こんなことをやってみたい!と感じたり、気付けたりすることが出来るそのことに寄り添える福祉職員としてこれから成長していきたいと思っています。